THE RAKUGAKI 56-60

デス「冥府になんの用だ?」
エロール「ちょっと私の語る物語を聞いて下さいよ」
デス「ことわ・・」
エロール「(割り込み)実はですね、
      このあいだ羽根の貴族とご一緒したんですよ」
デス「他に言いようはないのか?」
エロール「人の話の腰を折らないで下さい。
      で、その羽根貴族がローザリアに行きたいと
      駄々を捏ねるので、仕方なくブルエーレから
      船に乗ったんですよ」
デス「・・・おぬしを見ていると善の定義とは何だろうと
   つくづく疑問に思う・・・」
エロール「黙って聞きなさい。
      それで、船に乗ったら、
      海が荒れているじゃないですか・・。
      もしや、と思ったら、やっぱりあの馬鹿息子が
      暴れてたと言う訳なんです。
      そして、「俺の娘をかえせ」という声が聞こえた
      かと思うと、次野瞬間にはココにいたと
      言うわけなんです。」
デス「まるで、あの愚弟のような息子だな・・・」
エロール「本当に、隔世遺伝ってやつですかね?」

デス「まったく、年末は何ゆえ、こう、忙しいのであろう」
ユリウス「御身の目前にあるその紙の山は、
      一体何の書類で御座いますか?」
デス「年賀状だ。
   一体どこのどいつがこのような習慣を
   作り出したのか・・・・
   まったく毎年毎年、人の仕事をふやしおって」
ユリウス「私が代筆いたしましょうか?」
デス「それはダメだ。こう言う物は誠意が必要なのだ。
   自分で書かなければ意味がないであろう」
ユリウス「・・・さようですか
      して、一体どなたに出されるおつもりですか?」
デス「まず、妹と愚兄と愚弟とその家族と、
   それから、このあいだソウルドレインの件で
   世話になったウソの住人と冒険者達と、
   ああ、それから煉獄にいるあの女と・・・
   勿論、おぬしにも出しておくぞ。」
ユリウス「さようですか・・・(何故、比較的どうでも
      いい事に関しては律儀なのだろう?)」
茶のみ話

年賀状

一つの器・二つの魂
ダーク「何故、アサシンギルドの後継者の
    この俺が、恋する乙女と体を共有せねば
    ならんのだ?」
アルドラ「それはこっちの台詞だ。
     オレだってお前の様な悪人の体を
     借りるのは嫌だ。
     さっさと出て行きたいものだ」
ダーク「ふん、いい子ぶりやがって。
    ミルザとて、見る人から見たら、
     神殺しの悪党ではないのか?」
アルドラ「なんだと!?貴様
      崇高なる目的で戦っていたあの人を
      愚弄など許さないぞ」
ダーク「ふっ、まったく恋は盲目とは
     よく言ったものだ。
     そんなんだから、煉獄に囚われるのだ」
アルドラ「貴様こそ、囚われているじゃないか、
     アサシンギルドという枷に。
     あんなに嫌がっていたくせに。」

結局似たもの同士。

怒れる大法官

デス「・・・・一体如何したのだ?」
ユリウス「主上、ご兄弟からの年賀状です」

年賀状の内容「あけおめ★ことよろです〜><。
エロ&サル

追伸、くじが当り番号だった場合即座にこちらにお返しください。」

デス「・・・・・アホ相手に腹立てても
   消耗するだけだぞ」」

それは記憶喪失じゃない・・

ダーク「オレは誰だ?」
ジャミル「だから、ダークだろ?
      自分でそう言ったじゃねえか」
ダーク「お前は誰だ?」
ジャミル「いや、だからジャミルだって。
      一体仲間になって何ヶ月だよ?
      いい加減覚えろよ。」
ダーク「ここは何処だ」
ジャミル「いや、だからエスタミルだってば、
      つい1週間前にも来ただろ?」
ダーク「飯はまだか」
ジャミル「さっき食っただろ?」


もう帰る

何がなんだか・・・